『遊戯王』『ポケカ』好きならぶっ刺さるボードゲーム9選~TCG好きにおすすめのゲームを紹介します~
皆さん、こんにちは!
『遊戯王』『ポケモンカード』『デュエルマスターズ』『MTG』といったTCG(トレーディング・カード・ゲーム)とボードゲームはとても関連性が高いといえます!
読者の皆さんにはすでにボードゲームと何らかのTCGを共に楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。
かくいう私もその一人で、普段は『MTG(マジック・ザ・ギャザリング)』を遊びつつ、ボードゲームも楽しんでます。
使い古されたネタですが「『遊戯王』が好き? ならば『ドミニオン』を遊ぼう」というボードゲームカフェの店主さんも多いと聞きます。
もちろん『ドミニオン』がTCG好きにおすすめなボードゲームの一つであることは変わらないのですが、逆にそれ以外のTCG好きに刺さるボードゲームを探している人も、多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では『遊戯王』や『ポケカ』をはじめとするTCGを遊んでいる皆さまに、絶対楽しんでもらえるボードゲームを紹介していきたいと思います。
ぜひ最後までお読みくださいね!
TCG好きにボードゲームをおすすめする理由
具体的な作品を紹介する前に、まずはTCG好きにボードゲームを遊んでもらいたいと考える根拠を紹介させていただきます。
私は現在遊んでいる『MTG』以外に過去『遊戯王』や『ポケカ』『デュエルマスターズ』など様々なTCGを遊んできました。
その中で色んな人とも交流しましたが、TCGを遊ぶ多くの人は、デッキ構築時に各カード間の相性や相互作用(シナジー)やコンボを考える事に大きな楽しみを見出している気がします。
そして、ボードゲームにもこうした「シナジー」や「コンボ」を考えて実践する瞬間はたくさんあります。
例えば「このタイルを取ると、このアクションが強くなるなぁ」「このカードの効果とこのカードの効果、両方誘発すると強くない!?」といった感じです。
思えば、私が初めてボードゲームカフェに行った際も、店主さんから「TCG好きならこのゲーム、楽しいと思いますよ」とおすすめされて沼にハマったものです……。
実際、以前働いていたカードショップのスタッフ懇親会などでボードゲームを出すとウケが良く、ボードゲームを遊び続けていたこともありました。
そんな訳で、本記事では
・コンボやシナジー形成要素がある、ボードゲーム
・デッキ構築やカードを1枚ピックして隣に渡す「ドラフト」のシステムを使用する既存のTCGとプレイ感が似たもの
を中心に、おすすめのゲームを紹介していきたいと思います。
『レキシオ』
TCG要素は薄いですが、まずは当サイトで取り扱っている『レキシオ』をおすすめさせていただきます。
『レキシオ』は超ざっくり説明すると「大富豪をポーカーの役で行う」といったルールの牌を使ったボードゲームです。
以前、カードショップで勤務していた際に職場の懇親会があったのですが、こちらに『レキシオ』を持ち込んだところ大好評でした!
その際のレポートはこちら、よろしければ併せてお読みください。
やはり普段ボードゲームを専門に遊んでいない人同士で遊ぶとなると、ルール量が多いボードゲームはどうしても敬遠されがちです。
そんな時に、サッと出せてサッと説明してサッと遊べる『レキシオ』は重宝しますし、コンポーネントも豪華なので「ボードゲームってすげぇ!」と興味を惹く効果もかなりあります!

ご興味ある方は是非以下リンクからご購入くださいね!
『DRAGON’S STONE』
『DRAGON’S STONE』は過去のゲームマーケットにて頒布された日本の同人ゲームです。
現在は第二版に当たる「リバイズド版」が最新ですね。
『DRAGON’S STONE』では毎ラウンド使うカードを1枚取って残りを隣に渡す「ドラフト」により、手札に来たカード達を1枚ずつ4回あるバトルターンにプレイしていきます。
ただし、カードのプレイには「説得コスト」と呼ばれるコストを支払う必要があり、いきなり強いカードをプレイすることはできません。
コストの中には単にお金を要求するものから、プレイ済みカードの紋章を参照するものまであり、プレイ順がモノを言います。
もちろんカードはプレイするだけでなく、他プレイヤーのカードを攻撃したり、いきなり退場させたりする必要があるため、ドラフトの段階からバチバチの対戦となります。
最終的に各バトルターンで勝利すれば宝石を獲得できて、この宝石が勝利点に繋がります。
特に『MTG』等で遊ばれるドラフトや、『ポケカ』でも採用されていた限られたパックを開封してその場で出たカードからデッキを作って遊ぶ「シールド戦」が好きな方は、是非遊んでほしいゲームですね。
2~5人で遊べ、ルールも準備も簡単なため、普段『遊戯王』などテキスト量のあるカードゲームになじみがある人ならすぐ楽しめます!

『ウイングスパン』
『ウイングスパン』は鳥たちを保護区に集めて、愛でることを目的としたボードゲームです。
『ウイングスパン』には『DRAGON’S STONE』や『遊戯王』をはじめとするTCGとは違って、直接的な殴り合いの要素はありません。
ただ、このゲームの根幹である「エンジンビルド」のシステムは非常にカード間のシナジーやコンボを重視した考え方で、これはTCG好きにはぜひ遊んでもらいたいと感じる魅力があります。
『ウイングスパン』では「カードのプレイ」「餌の獲得」「卵の産卵」「カードの獲得」といった4つのアクションを毎手番1つずつ選択していきます。
その中で「カードのプレイ」以外はすでに対応するエリアにプレイしたカード次第で強さが異なり、さらにカードによっては対応して誘発する「起動時能力」と呼ばれるものを持つカードもあるんです。
たとえば「餌を獲得します。森林エリアにカードが2枚プレイされているので2個獲得、そして森林エリアにプレイ済みのカードの起動時能力が2つ誘発して……」みたいな感じです。
この起動時、能力の誘発をうまく使えば、一つのアクションで色んな能力が誘発してとても楽しい気分になれますよ!
発売当初はプレミアもつくなど品薄になり、再生産が進んだ今でも、大人気のボードゲームと言えるでしょう。

『カーニバル・モンスターズ』
『カーニバル・モンスターズ』はカードをドラフトしながら、自分だけの怪物園を作り上げるボードゲームです。
怪物園に入るモンスター達はドラフトによりキープして即プレイすることになるのですが、なんとこのゲームはモンスター達をプレイするために土地が必要!
そして、その土地カードもドラフトでキープしてプレイする必要があります。
まるで『デュエルマスターズ』や『MTG』のマナ制度みたい!
そう思った人は鋭い、その通り、実は『カーニバル・モンスターズ』の作者は『MTG』の生みの親でもあるあの「リチャード・ガーフィールド」氏なのです。
カードは土地やモンスター以外にも、以後強力なサポートをしてくれるスタッフカード、何かと不足しがちなお金の足しになってくれるイベントカード、さらにはゲーム終了時の得点に直結する目標カードなど、多岐に渡ります。
そのため、限られた資金の中でさらにドラフトによる取捨選択という、強烈なジレンマを楽しむことができるゲームです。
こちらは『DRAGON’S STONE』と違い直接的な攻撃要素こそありませんが、ドラフトによる下家へのカット等、プレイヤー間の強烈な駆け引きを楽しめるでしょう。

『ブレイドロンド』
『ブレイドロンド』は配られた15枚のカードから即席で7枚の手札を選び、それらを使って相手のライフポイント(体力)を0にする2人用のTCG風対戦ボードゲームです。
ライフを0にすると聞くと『遊戯王』を連想する人も多いかもしれませんね。
ですが、このゲームの面白いのは山札は存在せず、最初に選んだ7枚を使い切って戦うという対戦システムだと思います。
最初に配られる15枚は20種類×2枚ずつからなる40枚のプールからランダムに配布。
つまり、2枚あるカードに関しては相手が持っていないことが分かりますが、それ以外については相手に配られたのか残りの10枚に含まれているのか分かりません。
さらに、相手もその15枚からどの7枚を選ぶかを考えながら手札を考えていくと、単純な殴り合いだけでなく高度な読み合いや心理戦も求められます。
初見でもそれなりに楽しく遊べますが、この山札無し手札選びのルール上、カードプールをすべて把握しきってからが本番と言えます。
可愛らしい絵柄に反して、高度なシールド戦のような玄人カードゲーマー向けの充実したボードゲームといえるでしょう。

『イッツアワンダフルワールド』
『イッツアワンダフルワールド』はドラフトと「拡大再生産」と呼ばれるジャンルを掛け合わせたボードゲームです。
ここまで5作中実に3作がドラフトゲー……。私の好みがバレてきたかもしれませんね。
この『イッツアワンダフルワールド』はドラフトというプレイヤー間の駆け引きはありますが、カード効果には他者を攻撃する要素はなく、いかに資源の産出を効率的に増やし、建設物を建てて得点化するかという戦略性が求められます。
とはいえ、各カードをキープしてから建設するためには大量の資源が必要です。
そして、それらを建てるためにどんなカードを建てるか、という長期的な戦略を立てることは、『遊戯王』や『ポケカ』等のTCGでデッキ構築を考える時間に非常に似ています。
「今回はあの色のカードとこの色のカードの組み合わせでいこう!」などと戦略を毎回考えながらゲームをプランニングしていくのが楽しくて、ついつい何度も遊んでしまうボードゲームと言えるでしょう。

『チャレンジャーズ』
『チャレンジャーズ』は架空のTCGの大会に参加して、優勝することを目標とするゲームです。
『遊戯王』などのTCGを現役で遊んでいる皆さんからすると「え、ゼロから始めていきなり大会参加するの!?」と身構えるかもしれませんね。
ですが、ご安心を。
『チャレンジャーズ』の対戦はとても簡単なルールで、頭を使うのはむしろ、対戦間にあるカード購入などのデッキ構築の方です。
デッキ構築のフェイズで購入できる『チャレンジャーズ』のカードには「A」「B」「C」という3つの山があり、それぞれカードパワーや種類が異なります。
基本的には「A」の方がカードパワーが低く、「C」の方が高いですが、序盤から購入できるのは「A」の方です。
そして、同じカードを揃えた方が有利なゲームなため、敢えて終盤まで「A」や「B」を中心に引く戦術も十分通用します。
最大8人で大会を楽しむことができ、予選を勝ち抜き決勝まで進んだとしても、1時間以内に終わるため、手軽に遊べるのも素晴らしい点です。
また、TCGプレイヤーなら特に、ゲーム終了後に「このカード強いね」などと、互いのデッキについて感想戦をするのも楽しいですよ。

『ミレニアム・ブレード』
架空のTCGを遊ぶボードゲームといえば『ミレニアム・ブレード』も語らずにはいられません!
『ミレニアム・ブレード』も同名の架空のTCGでデッキを組み、大会に参加するボードゲームですが、こちらは『チャレンジャーズ』と比べるとやや長めの「重ゲー」に分類されます。
『ミレニアム・ブレード』は各ラウンド毎に設けられたデッキ構築フェイズがなんと時間制限付き!
つまり、リアルタイムでカードを集めていかなければなりません。
カードを集める手段はカードショップでの「シングル買い」や「パック買い(いわゆる山引のガチャ)」、果ては「他プレイヤーとのトレード」まで可能で、限りなく現実のTCG体験に近いシステムに仕上がってます。
ゲームに登場するカードプール(『遊戯王』や『ポケカ』でいう拡張パックみたいなものですね)も膨大な種類があり、それの中で何種類かがゲーム毎にランダムでピックアップされます。
さらにこのゲームでは大会に勝つ以外にコレクションの要素もあり、様々な遊び方で勝ち筋を探る事ができます。
ややゲームの準備が大変な本作ですが、TCG好きなら必ず、充実した2時間ほどのプレイ時間を過ごせることでしょう。

『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』
『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』は優れた宇宙帝国を作ることを目的としたカードゲームです。
このゲームは「手番」の概念がなく、各プレイヤーが秘密裏に選択した各フェイズを全員が同時に処理し、カードを建設したり貿易をしたりして得点や手札を稼いでいきます。
この「各プレイヤーが選んだフェイズのみが行われる」というシステムが『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』の肝となる部分ですが、このゲームに登場する膨大な種類のカードは互いのシナジーが強いものが多いです。
そのため、たとえば「今回は青い星を中心に集めていこう」などと、手持ちのカード間でのコンボを考えるのが楽しく、TCGでデッキ構築を考えるのが好きな人にとっては、とても楽しい時間を過ごせると思います。
ややルールが初見殺しでカードの引きによって大きく展開が変わるゲームですが、ワンプレイの時間も慣れてきたら30分かからないくらいになるため、何度も繰り返し遊べるゲームと言えるでしょう。

TCG好きだからこそ、ボードゲームもおすすめ!
本記事では、TCG好きにおすすめのボードゲームを『ドミニオン』以外にも9つ紹介してきました。
冒頭で紹介した通り、『遊戯王』などのTCGは対戦を始める前にパックを剥いたりデッキ構築を考えたり、様々な楽しみがあります。
それらの楽しみの要素をギュッと詰め込んだボードゲームも、たくさん存在します!
「TCG好きだけどボードゲームはまだ遊んだことないなぁ」って人は、ぜひこれを機会に新たな沼にお友達と一緒に踏み込んでみましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
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