世界各国で人気のボードゲーム9選!『カタン』などドイツの名作以外も紹介します!
皆さん、こんにちは!
最近は日本でもたくさん遊ばれている世界各国のボードゲーム……。
「ゲーム大国」と言われるドイツの作品は数多ありますが、実は名作ボードゲームが生まれるのはドイツだけではありません!
本記事では、世界中の各国で生まれた人気のボードゲームたちを紹介していきたいと思います。
ボードゲームの生誕地が分かれば、あなたの好きなゲームの傾向も分かってくるかも……?
ぜひ最後までお読みくださいね!
韓国の国民的戦略ゲーム『レキシオ』
まずは隣国の韓国が誇る大人気ボードゲーム『レキシオ』を紹介します。
『レキシオ』は麻雀牌のような豪華なコンポーネントと、シンプルでスピーディながら常に決断を求められる戦略性が自慢のボードゲームです。
遊んでみたら分かるのですが、ルール説明にはほとんど時間がかからず、繰り返し気軽に遊べるという点で『カロム』ではないですが「一家に一台」置いておくととても重宝するボードゲームといえます。
私が実際に遊んでみた際のレポート記事もございますので、参考になるかもしれません。よろしければ以下記事もお読みください!
韓国では大ヒットの『レキシオ』ですが、当サイトでも日本語ルール対応・拡張ルールともいえるスペシャルカード同梱版の『レキシオネオ』を販売しておりますので、よろしければお買い求めください。
イギリス生まれの人気推理ボードゲーム『クルード』
『クルード』はイギリスが生んだ、古典的推理ボードゲームの名作です。
なんと半世紀以上にも渡って遊ばれ続けているこの『クルード』。
推理ゲームといえば最近だと「マーダーミステリー」なんかも人気ですが、この『クルード』は犯人・凶器・場所の推理すべき情報がゲームを遊ぶごとに変わります。
しかも、プレイヤーの動きによって毎回展開が大きく変わるため、何度も繰り返し遊べるんです!
また、推理と言っても他のプレイヤーが持っているカードやすでに公開されているカードを候補から外し、消去法で「本星」を言い当てるだけなので、難しいこともなく、時間さえかければ誰にでも推理できる内容なのです。
ゲームは一番早く、セットアップ時に決まった犯人・凶器・場所を正しく推理したプレイヤーが勝利しますが、徐々に手持ちの情報が増えていくため、いかに「自分だけの情報」を多く集めるかが鍵となります。
そうした意味では、レースゲームの要素もありますね。
気軽に推理ゲームを楽しみたい方にはぜひおすすめです。
アメリカ発TCG風ボードゲーム『ドミニオン』
続いてはアメリカ生まれの大人気デッキ構築ゲーム『ドミニオン』です。
『ドミニオン』ではカードの束であるデッキを領土に見立てて、どんどんそれの拡大を目論むボードゲームです。
プレイヤーはセットアップ時に用意された10種類の建物や、毎回固定で登場する領土やお金をどんどんデッキに組み入れていきます。
そして、毎ターンデッキからカードを引いてカードをプレイすることで、さらに新たにカードを購入して組み入れ……というサイクルを繰り返し、ゲーム終了時点で最もデッキ内の得点が高かったプレイヤーが勝利します。
このゲームの魅力は、何と言っても個性豊かな「王国カード」と呼ばれる建物の数々です。ゲーム開始時は共通のデッキを持っている各プレイヤーですが、発展の仕方はプレイヤー次第。
しかも遊ぶごとにセットアップで選ばれる10種類の王国カードも変化するため、遊べば遊ぶほど展開が変わってきます。
10を超える拡張セットもそれぞれ人気で、今なお世界中で親しまれ続けている「デッキ構築系ボードゲーム」のパイオニアとも呼べる名作ゲームです!
世界中で遊ばれるボードゲームの王様『カタン』
ボードゲームの本場、ドイツのゲームを語る上で、やはりこの『カタン』を避けて通ることはできないでしょう。
『カタン』はカタン島という共通ボード上でそれぞれのプレイヤーが街を発展させていくゲームで、サイコロを振って出目に応じた素材を獲得し、その素材でさらに街を発展させたり道路を引いたり、という手番を繰り返します。
最終的に街やカード等から入る点数を10点集めたプレイヤーが勝利しますが、街を立てた場所によって得られる素材は異なってきますし、どの出目に対応して素材がもらえるかも変わってきます。
そのため、10点を獲得する過程でどの位置に街を立てるかが重要となります。もちろん街は同じ位置に複数建てられず、さらには隣接して街を建てることもできないため、陣取りの要素もあります。
セットアップ時にマップが変わるため、遊ぶために求められる戦略も変化して、何度も遊べる、まさに不朽の名作といえるでしょう。
「タイル配置ゲーの人気作」といえばこれ!『カルカソンヌ』
ドイツからはもう一作『カルカソンヌ』というボードゲームも紹介させていただきます。
『カルカソンヌ』はタイルを引いてそれを共通の盤面に配置していく、タイル配置系ゲームの名作です。
引いたタイルは砦や道が描かれており、それを繋げるように配置していくことが多いのですが、このゲームではタイルを配置するだけでは得点は生まれません。
配置したタイルに手元のミープルを乗せて、道路や砦を完成させて初めて、点数が入るのです。
とはいえ、配置したミープルは得点化しないと手元には返ってこず、ミープルの数には限りがあるため、計画性を持って配置していかないと本当にミープルを置きたい時に置けない、なんてことにもなりかねません。
また、引いたタイルによっては相手が作ろうとしている砦や道の完成を邪魔することもできるため、特に少人数で遊ぶ場合は対戦色が強くなるのも特徴です。
プレイ時間は30分強ほどですが、計画性が求められる名作ボードゲームです。
フランス発の拡大再生産ボードゲーム『宝石の煌き』
『宝石の煌き』はフランスのゲームデザイナー、マーク・アンドレ氏によって作られました。
拡大再生産系ボードゲームの代表的作品といえるボードゲームです。
手番ではカードを購入するかキープするか、購入のために必要な宝石トークンを獲得するかのうち一つを行うだけ。
そしてカードやタイルの獲得によって得られる点数を15点以上集めることを目的とします。
ですが、このシンプルなルールの中で、考えることがたくさんあるため、ボードゲーム初心者にも安心して楽しんでもらえる作品です。
2人から4人で遊べますが、2人でも4人でも十分に楽しめる作品で、私も買ってからもう何十回も遊んでいますが未だに飽きが来ないボードゲームの一つです!
アフリカを起源とする伝統的遊戯『マンカラ』
『マンカラ』はアフリカを起源とする伝統的なゲームで、その歴史は紀元前からという説もあります。
運の要素がないゲームで、プレイヤーは手番で穴の中に入った石をルールに基づき移動させていきます。
そして、自分の陣地にある穴からすべての石を先に移動させたプレイヤーが勝利します。
ルール自体はシンプルで、子供でも遊べますが、この歴史ある『マンカラ』には様々なバリエーションがあり、世界各国で親しまれています。
また、現代のボードゲームでも、『マンカラ』のルールをベースにして作られた作品も多くあり、この作品の偉大さが分かります。
実は発祥がイスラエルの『ラミィキューブ』
『ラミィキューブ』は手持ちの数字タイルを組み合わせて場に出していき、手持ちのタイルを早く無くすことを目的とするボードゲームです。
世界各国で親しまれているボードゲームといえる『ラミィキューブ』ですが、実はイスラエル発、というのも珍しいですよね。
シンプルなルールながら、脳をかなり使うゲームで、まさに「思考パズル」ともいえる作品です。
ですが、タイルの引き運による揺らぎも生じるため、家族で遊ぶとあっさり子供が勝つこともあり得ます。
みんなで頭を使いたいな、という時に活躍してくれるボードゲームといえるでしょう。
彦根市民にとっては日常の一部?日本が誇るおはじきビリヤード『カロム』
日本の作品の中にも素晴らしいボードゲームはたくさんありますが、ここでは彦根を中心に広がっていった『カロム』を紹介します。
『カロム』は簡単に言うとおはじきでビリヤードをするようなボードゲームです。
2人、もしくは2人ずつの2チームに分かれて行うチーム戦が主な遊び方で、大会なども行われています。
なんでも、彦根市民にとってはこの『カロム』が一家に一台あって当たり前なのだとか……。
ちなみに、彦根を中心に遊ばれているボードゲーム、という印象も強い『カロム』ですが、日本に伝わったのは明治時代、その起源は18世紀のインド王朝だと言われたり、12~13世紀のエジプトだと言われたり、歴史の長いゲームです。
ただ、床に広げて遊ぶ『彦根カロム』はジャックと呼ばれる特別な玉を取ることを目的としますが、テーブルや台で遊ぶ海外の『キャロム』はポイントの多さを競う、というように若干ルールやプレイスタイルが異なってきます。
こういった、同じゲームだけど国や地方によって遊び方が異なってくるのも、世界の伝統的なボードゲームを語る上で面白いポイントですね。
世界中で人気のボードゲーム
本記事で紹介してきた通り、世界各国で生まれた名作ボードゲームたちは、それぞれ国境を超えて世界中で愛されています。
ボードゲームの本場ドイツはもちろんですが、アメリカやフランスやイギリスといった欧米諸国に加えて、日本を含むアジアの諸国でも、名作ボードゲームはたくさん生まれています。
あなたもこれから世界中で親しまれるボードゲームの世界に足を踏み入れ、不朽の名作たちをたくさん楽しんでいきませんか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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