ゼロから始めるレキシオ(Lexio)攻略⑦~全国大会で感じた戦略の重要さ前編~
こんにちは!
ライターのカツです。
本連載も7回目。
初回記事
で「『レキシオ』ってどんなゲームだろう……」と思いながら開封した頃から、何度もレキシオをプレイしてきました。
そして前回記事
でも紹介した「レキシオチャンピオンシップ」の全国大会で全国の猛者たちと戦った上で感じたことがあります。
それは「『レキシオ』はやはり戦略ゲームである」ということです。
そこで、本記事では今までの『レキシオ』プレイで重要だなと感じた戦術・戦略面のテクニックを紹介していきます。
ただ、前回記事をお読みいただければ分かる通り、私よりもレキシオの戦略を熟知している方は全国にたくさんいらっしゃると思います。
そうした方は、ぜひSNSなどで「こういうテクも重要だぜ!」というような発信をしていただければ幸いです。
レキシオの戦略要素について
そもそも『レキシオ』の戦略要素とはどこにあるのでしょうか。
人によっては『レキシオ』を完全に「配牌次第の運ゲー」だという人もいます。
確かに、『レキシオ』は配牌次第で戦い方が大きく変わるゲームではあります。
ですが、たとえば5ラウンド戦う中でのトータル成績を競う、もしくは5ラウンド1ゲームを3ゲーム遊ぶ、といったスタイルで遊ぶとなると、少しずつですが確実に戦略面、つまりプレイングによる得点差が出てきます。
特に、何度か『レキシオ』を遊ぶ中で以下の要素で、得点差は顕著に現れると感じました。
・2のような強力な牌の使用タイミング
・役の組み合わせ方(および崩し方)
・すでに出た牌のカウンティング
ただ、もちろん『レキシオ』には運の要素も多くあり、特に以下の2つの要素によっては得点に「揺らぎ」が生じます。
・ラウンド毎の配牌
・他プレイヤーのプレイング
ここからは『レキシオ』で勝負を分けることになる、上記戦略要素について、詳しく解説していきます。
2の使い所
「革命」等のルールがある『大富豪』とは異なり、『レキシオ』で2の牌は常に最強の数字です。
特に色でも上位に立つ赤の2の牌は3枚以下で出す場合常にすべての牌に勝つことができるため、非常に強力です。
赤でないにしろ、2の牌が運よく手元に来たら、できるだけ「勝てる」所で出して親を取り、不要な牌を処分する等アドバンテージを得たいです。
ですが、序盤は他のプレイヤーも2を持っているため、赤以外の2を出すと、さらに強い2の牌を出されて負けてしまうこともあります。
逆に赤の2を早々に出してしまうと、次点の緑の2を持つプレイヤーが優位になるなど、やはり考えねばなりません。
他の配牌次第な所もあって、正解はないのですが、2を手元にキープするということは切り札を残すという以外に他プレイヤーへの抑止力も持ち続ける、という点を覚えておきましょう。
2を残すと悲惨なことに!
さて、2をキープすることは攻守両面で優位に立つことにつながるという話をしましたが、『レキシオ』は本当によくできたゲームで、温存すれば得をする、というものではありません。
『レキシオ』のラウンド終了時の支払ルールは、1位の人が上がった時点での各プレイヤーの残り牌数に従って行われ、2を残していると残り牌数が倍扱いになってしまうからです。
しかも2を複数枚残すとその分4倍8倍となるため、下手な上がられ方をすると悲惨な枚数を上位プレイヤーに搾り取られることになります。
こうした「大負け」をしてしまうと、当然後のラウンドで得点を挽回することが難しくなりますよね。
そのため、2を温存すればいい、という考え方にはなりにくいのが『レキシオ』です。
2をやみくもに使ったら勝てないけど、温存しておけば安全というものでもない。
2の使い所が難しく、それ故に2を使うタイミングが勝負を分けるのが『レキシオ』の醍醐味と言えるでしょう。
カウンティングの重要性
すでに出された牌の「カウンティング」も『レキシオ』で勝つためには重要なテクニックです。
「カウンティング」とは、すでに出た牌やカードをカウントして、残り何が何枚あるといった情報を活かすアナログゲームなどでよく使われる戦術です。
『レキシオ』は2人戦以外では特定のプールの牌をすべて使うため、すでに出された牌以外はいずれかのプレイヤーの手元に残っていることになります。
つまり、自分の牌も含めて考えると、相手が出す可能性がある牌をある程度までは予測することができるのです。
たとえば、手元に緑の2があったとしましょう。
そのまま使うと赤の2を出されて負けるかもしれませんね。
ですが、すでに赤の2を出された後の状況だと、安全に緑の2を出して勝つことができます。
このように、上位の牌を正しくカウンティングできれば、1などでも切り札として運用できるようになります。
さすがにすべての牌をカウントするのは至難の業ですが、まだカウンティングをしていない人は、各色の2のカウンティングからするといいかもしれませんね。
役の組み合わせ方・崩し方
配牌は運次第の『レキシオ』ですが、初期牌の活かし方には様々なテクニックと決断が求められます。
特に悩ましいのは、5枚出しができる役が揃っている初期牌です。
5枚出しは強力な上に一気に牌を5枚減らせることもあり、積極的に狙うべき役といえますが、戦局次第ではそれをばらしてでも牌を出さねばならない時があります。
たとえば、5枚出しでフルハウスが揃っていたとしても、親になれず、他の親が5枚出しをしてくれないと、終盤まで1枚も牌を出すタイミングがない、ということもあります。
そういう時は、フルハウスを崩してダブルにする、などして何とか牌を減らす努力をしないことには、大負けの可能性もあります。
他にも、ストレートやフラッシュを作るためにダブルを崩す、といった場合もどの数字を役に組み込むかで大きくその後の戦局が変わることもあります。
このように、役があるから出す、というのではなく、時にはあえて役を崩して出す、といった決断も必要になるのが『レキシオ』です。
レキシオは常に決断を迫られる、戦略的軽ゲー
本記事では『レキシオ』の各ラウンドで有効な戦略について紹介してきました。
本記事で紹介した通り『レキシオ』では配牌による運以外にも、多数のプレイヤースキルが試されます。
そして、ここで紹介したものは基本的なテクニックです。
「氷山の一角」に過ぎないと思うので、ぜひたくさん『レキシオ』を遊んで、あなただけのテクニックを磨いていってくださいね。
次回は冒頭で紹介した「運による揺らぎ」の要素との向き合い方を紹介していきたいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
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