ゼロから始めるレキシオ(Lexio)攻略⑤~レキシオチャンピオンシップ京都予選レポート~
こんにちは、ライターのカツです!
長いようで短かった練習の日々を経て、先日9/16(土)はいよいよレキシオチャンピオンシップの京都予選開催日でした。
「練習の日々」を綴った前回記事はこちら↓
今回の記事では、波乱のレキシオチャンピオンシップ京都予選大会の様子を余すことなくレポートしたいと思います!
会場は京都大学近くの「ボードゲームカフェENCHANTE」さん!
さて、まずは今回のレキシオチャンピオンシップ京都予選会場となった「ボードゲームカフェENCHANTE」さんの紹介です!
入口はこんな感じ!
到着が18時過ぎだったため、辺りが薄暗くて恐縮ですが、店内は白を基調とした明るく清潔な印象のお店です。
こちらのENCHANTEさん、今年の6月にオープンしたばかりのようですが、なんと現役京大生の方々が経営し、働いているようです。
ちなみに「ENCHANTE」はフランス語の挨拶などにも使われる単語で「アンシャンテ」と読みます。
「魔法の」というような意味もあり、かのモーツァルトの名曲『魔笛』の現代にも用いられている単語ですね。様々な人間が集い、世界観豊かなボードゲームに魅了されるお店ですから、非常にマッチした店名だと思い、関心してしまいました。
まずは『レキシオ』の練習会からという親切な予選大会
バリバリのプレイヤーばかり集まるのかと身構えていたレキシオチャンピオンシップ京都予選。
ですが、最初の1時間はルール説明&練習会ということで、あまりレキシオに慣れていない人でも参加できる懐の広さを感じました。
恐らくですが、枠さえあれば当日の飛び入り参加も可能だったのではないでしょうか。
さて、各々ルール上不安な所を店員さんに質問する等、和やかな雰囲気で練習会は進行しました。
5ラウンド制で1ゲームしていたのですが、今までに見たことがないくらい配牌が強い!
「これは本番で配牌に恵まれないパターンでは……」
大勝ちして増えていく得点を眺めながら、少しずつ不安が募っていきます。
練習会で大勝ちするために参加した訳ではなく、レキシオチャンピオンシップで勝つために参加してるのよ……。
レキシオチャンピオンシップ京都予選での特別ルール
レキシオチャンピオンシップ予選大会では、いくつかのルールがありました。
まず、ゲームは5ラウンド制で、3ゲームを行う点。
1ゲーム毎にくじ引きで席替えが行われますが、勝者同士が当たるといったスイスドロー制度でもなさそうで、何度か当たる方もいれば1度も当たらない方もいました。
そして、初期得点が通常の64点に加えて304点分配られ、368点からスタートします。
これは恐らく特定プレイヤーの破産によるゲームの早期終了を避ける意味合いでしょうね。
私は練習会で大勝ちした(というよりしてしまった)不安を抱えながらも、第1ゲームのテーブルにつきました。
とはいえ、配牌が悪いなら悪いでやりようはあるのがレキシオ。
集中してゲームモードに切り替えます!
第1ゲームは引き続きレキシオの女神が微笑んでくれる!
第1ゲームの1ラウンド目はまさかの「2」が4枚という強運な配牌。
ここできっちり大勝ちして、得点を合計30点近く吸い上げます。
「2」が固まると強い反面、「2」を残した時のペナルティで大負けするプレイヤーもいませんから、思ったほど点は集まらず。
ですが、この強運で波に乗れたのか、第1ゲームは順調にコインが増えていきます。
フルハウスで殴り合うなど派手な盤面を制しつつ、第1ゲームは結局80点ほどコインを増やして終了。
第1ゲーム終了時点で参加者12名中2位と、まずまずの滑り出しです。
ただし、1位抜けできなかった際に何枚か減らせた牌があったなど、プレイングミスもあり、大勝ちした中でも反省点は大いにありました。
第2ゲームは何とかやり繰り
「『レキシオ』ってこんなにチップの移動が激しいゲームだっけ?」と疑問を感じる第1ゲームを終えて迎えた第2ゲーム。
メンバーが入れ替わったのもあってか、途端にコインの移動が渋くなります。
ジリジリと漂う緊張感。
1ゲームを終えてそれぞれのプレイヤーが自分の得点や順位を意識したこともあってか、他の卓でもなんとも言えない締まった雰囲気になっています。
そんな中、第1ゲーム終了時点で2位に立っていた私にも心境変化が起きていました。
「ここから大負けしなければ逃げ切れる……」
その心境変化はプレイングにも少しずつ現れ始め、1位抜けを目指すのではなく、2位抜け以上を目指すような牌の切り方になりました。
もちろん、1位抜けできる牌が来たら話は別ですが、基本的に2は優先的に切る、5枚出しも返されるリスクを考えずとりあえず出せる所で出す。
これは3ゲームを遊んで総合点を競うレキシオチャンピオンシップでないと考えられない選択です。
結果、じんわりとコインを増やして497点。
ただし、3位の方が猛追してきており、489点でしたのでその差は8点。
4位の方とは50点差くらいありましたが、1ゲーム目のことがあるため油断はできない。
何となく気持ちに余裕があった1ラウンド目と違い、切羽詰まってきました……。
運命の第3ゲーム
さて、くじ引きで第3ゲームの席に移動してみると、第1ゲームでも戦った現状3位のOさんが同卓。
Oさんは第1ゲームでも、そこまで牌に恵まれた印象ではありませんでしたが、堅実に2位以上をキープしてチップを増やし続けていたため、かなり手練れのイメージがあります。
「これは険しい戦いになりそうだ……」
そう覚悟していた通り、劣勢が続く第3ゲーム。
そこまで大負けはしないのですが、どうしても勝ちきれない。
確実に切れてほしい牌が相手に切られる。
毎ラウンド、3点前後を減らすという展開が続き、結局1ラウンドも1位抜けできないまま第3ゲームを終了。
確かに「2」を5ラウンド中ほぼ見なかったとか配牌もあるんですが、前回記事の後半で友人のA氏に言った通り『レキシオ』では配牌の悪い時になんとかするのが腕の見せ所。
結局、着実に得点を増やし続けたOさんには抜かれて、3位の470点台でフィニッシュ。
うーん、入賞はできたけど、もう少しやりようがあったんじゃないかと思える第3ゲームでした。
初代レキシオチャンピオンシップ関西王者誕生
さて、全てのゲームを終えて、第12位から順位を発表。
その後3位以上の表彰式が行われました。
栄えある第1位に輝いたのは、第2位のOさんの猛追を振り切り僅差で逃げ切った、しなしなさん!
おめでとうございます!
こっそり、私も3位入賞ということで表彰していただきました。
個人の表彰式なんて小学校の時の短歌コンクール以来じゃないかな……。
あとで話をしなしなさんにうかがったのですが、なんと観光も兼ねてこのレキシオチャンピオンシップに参加するため、遠路はるばる広島から来られたとのこと!
広島の他にも滋賀など県外から来られている方も多く、全国でも『レキシオ』の熱が上がっていることが分かりますね。
同卓した皆さん、ご参加された皆さん、本当にありがとうございました!
レキシオチャンピオンシップ全国大会での再戦と健闘を誓って帰路へ
さて、プレイ上の反省点はいくつもありましたが、結果として3位入賞ということで、私も全国大会への切符を手にすることができました。
つい最近『レキシオ』を知った私としては、これは上出来すぎる結果ともいえます。
悔しい想いも少しあるけど、とても楽しい時間でした!
兵庫から参戦した関係で終電が近かったため、慌ただしい別れとなりましたが、1位のしなしなさんと2位のOさんと全国大会での健闘を誓い合い、帰路へつきました。
レキシオチャンピオンシップ京都予選を終えて
レキシオチャンピオンシップ京都予選に参加して一番に感じたのは、本当に『レキシオ』というボードゲームの懐が広いということです。
参加者に関しては本当に様々な年齢・地方の方がいらっしゃって、それぞれが好きなゲームも違う、ということでしたが、それぞれが同じ土俵に立ってすぐに真剣勝負の場が作れるということは、本当に素晴らしいことだと感じました。
中には外国人の方もいらっしゃって、本当に楽しそうにプレイされていましたね。
予定ではありますが、どうやら来年もレキシオチャンピオンシップは開催されるようです。
なので「そういうガチ感ある大会はちょっと……」と今回は敬遠された方も、ぜひご参加いただきたいイベントだと感じました!
そうすれば、私みたいに『レキシオ』初心者でも「あれよあれよ」という間に全国大会へ行けてしまうかもしれませんよ!
さあ、次は全国大会!
勝てばなんと韓国で行われる日韓大会に進出です。
最後までお読みくださりありがとうございました!
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