ゼロから始めるレキシオ(Lexio)攻略⑨~はじめてのスペシャルカード~
ご無沙汰しております、ライターのカツです!
今年も正月休みは実家に帰りましたが、皆さんはいかがお過ごしでしたか?
僕は実家で両親と恒例となったレキシオ会をしてきました!
初めて両親とレキシオを遊んだ際の記事はコチラ↓
しかも今回は普通のレキシオではありません!
なんと『レキシオネオ』と『ニューレキシオ』にだけ入っているスペシャルカード入りです!
スペシャルカードは他のボードゲームでいう「拡張セット」みたいなものです。
そのため、レキシオ初見の方には出しにくかったためゲーム会などでは遠慮しておりましたが……。
両親ももう過去何度もレキシオを遊んでいるのでもう大丈夫でしょう!
もちろん僕もスペシャルカードは初!
ということで、今回の記事はスペシャルカードを入れたレキシオのプレイ感についてたっぷり語っていきたいと思います!
レキシオスペシャルカードについて
レキシオスペシャルカードは『レキシオ』本体と一緒に遊ぶ18枚のカードです。
ルールブックにも「レキシオに慣れてきた人向け」と書いてますね。
スペシャルカードを導入する場合、ゲーム開始時に18枚全てをよくシャッフルした上で、各プレイヤーに3枚ずつ配ります。
ゲーム中、各ラウンドにプレイヤーは最大1枚のスペシャルカードをプレイできます。
プレイできるタイミングはスペシャルカードの種類により異なり、種類は大きく分けて以下の4種類です。
・FLOW CHANGER(フローチェンジャー)系カード
・ENDHING CHANGER(エンディングチェンジャー)系カード
・GAME CHANGER(ゲームチェンジャー)カード
・JOKER CARD(ジョーカーカード)
ここからは各カードの使い方を簡単に紹介していきましょう。
FLOW CHANGER(フローチェンジャー)系カードについて
FLOW CHANGER系カードは手番中に使えるカードです。
『ダブルショット』『致命的な運命』『物々交換』『失われた権利』『不要なギフト』『フェアゲーム』の6種類で主に牌を出すルールや対戦相手に干渉するような、ゲームの流れをコントロールできるカードです。
注意点としては、これらのカードは手番でのみ使えることと、カード単独では出せないことです。
必ず牌と一緒にカードをプレイするルールとなっているので、間違えないようにしましょう。
ENDING CHANGER(エンディングチェンジャー)系カードについて
ENDING CHANGER系カードはラウンド終了時に行う得点の獲得・支払い時に使えるカードです。
このカードはラウンド終了時に1位のプレイヤーから順にプレイ権が与えられます。
『勝者独占』『救いの手』『下剋上』の3種類で、主に支払いルールに干渉できるカードです。
注意点としては使えるのがラウンド終了時とは言っても、ラウンド中にカードを使っていた場合は同じラウンド扱いとなり、これらのカードを使うことはできません。
また、プレイ順がそのラウンドの1位から順位順になることも注意しましょう。
GAME CHANGER(ゲームチェンジャー)カードについて
GAME CHANGERカードは『新しい始まり』の一種類で、これはラウンド開始前配牌後に使うことができます。
このカードをプレイした場合、牌を一度配りなおしてラウンドを始めることができます。
自分の配牌が弱い、ということはもちろんデメリットですが、そういう時は大抵対戦相手の配牌が良い、ということも多いので、非常に強力なカードと言えるでしょう。
このカードは雲の3がなくてもプレイできますが、ラウンド開始後はこのカードを使うことはできないため、ご注意ください。
また、このカードを使って配り直しを要求したプレイヤーはそのラウンドで、別のカードを使うことはできません。
1ラウンドに1枚というスペシャルカードのルールはキッチリ守られますのでご注意を。
JOKER CARDについて
JOKER CARDは各色2枚ずつ入っており、それぞれの色のワイルドカードとして扱うことができます。
ただし、代わりにできる数字は範囲が決まっており、人数によって変動もしますが最大でも3~7と強い牌の代わりにはできません。流石にそれができるとゲームが壊れますからね……。
これらは牌とセットで使えますので、5枚の役を作るのに足りない1枚を補う、といった使いかたがメインとなると思いますね。
当然これらのカードもラウンド中1枚の制限に入るため、同一ラウンド内で他のカードと併せて使うことはできません。
いよいよプレイ!
てなわけで、簡単にスペシャルカードのルールを確認・説明したところで実践編へ!
とは言っても普段実家にいる両親はレキシオ自体も久しぶり……。
そのため、まずは1ラウンド限定でスペシャルカード無しの練習プレイをすることになりました
練習後、両親は不安そうでしたが「1ラウンドに1枚カードをプレイするかどうかだけだから!」と半ば強引にスペシャルカードを導入して本番のゲームへ。
……ですが、この時点で僕はまだ気付けていませんでした。
スペシャルカードがもたらす本当の恐ろしさに……。
初めてのスペシャルカード!
さて、まずは1ラウンド目。
配牌と、配られたスペシャルカードを確認します。
僕の手元に配られたのは以下の3枚!
『勝者独占』(1位のプレイヤーが他のプレイヤーに支払われるべき得点をすべて回収)
『失われた権利』(プレイヤーを一人選び、そのプレイヤーを強制的にパスさせる)
『ふわふわの雲』(雲のカードのワイルドカード、3人プレイなら雲の3~5として使えるが一緒に出した牌と同じ数字は指定できない)
この中では特に失われた権利が強そうです。
残りの牌数見ながら出せそうな人を潰しつつ5枚出しでフィニッシュ、なんてこともできるのかな?
ふわふわの雲のようなワイルドカードも「妖怪1枚足りない」が発生しがちなレキシオにおいて、強力だと言えるでしょう。
また『失われた権利』は1位と2位が僅差で3位の支払いが多い時に使うと効果的でしょうね。
確かに書いてあることはすべて強力そうです。
思ってた以上にすごいスペシャルカード
さて、実際にスペシャルカードを使ってみましょう。
まずは『ふわふわの雲』!
これのおかげで5枚の役が飛躍的に完成しやすくなります。
たとえば5枚出しをした後のこの手札。
ここに「これは雲の4じゃ!」と言ってカードをプレイすればあっという間に残り牌は3枚になります。
ただ、これは対戦相手にも言えること。
母が手札4枚の状態で「4枚だから一気に上がられることはないだろう」とタカをくくってたら、
あっさりカード含む5枚出しをされて上がられました……。
くそう、油断した!
前提が覆るほどのパワーカード多数
2ラウンド目は何とか巻き返し。
スペシャルカード『失われた権利』で牌がたくさん残っていた父をパスさせつつ、5枚出しを無理やり通して1位抜け。
母の残り牌数が2枚だったので、父さえパスさせれば残る牌を出し切れる計算でした。
ただ、予想以上に母が強くなってて驚きました。
これは油断ならないと気を引き締め3ラウンド目。
結果、何とかうまくプレイして母の牌数を多く残した状態で1位抜けしたのですが……。
僕が予定通り『勝者独占』を使おうとしても、母はなぜか余裕しゃくしゃくの表情で1枚のカードをプレイしました。
母「このカード、使える?」(『救いの手』)
『救いの手』はゲーム終了時に最下位のプレイヤーだけが使えるエンドチェンジャー系カードの一種。
その効果は、なんと各プレイヤーに支払う得点をすべて1点ずつに軽減するというもの!
確かにエンドチェンジャー系カードは1位の人から順にプレイ権があるとルールブックにもあり、僕が出した『勝者独占』のカウンターとして出すこともできるようです。
つまり、僕は1点を得るために貴重な『勝者独占』を切ってしまったのか……。
この失敗で勝利の女神にも見放されたのか、4ラウンド目は父に「ワンターン・キル」を喰らいまさかの24枚残しで最下位。
3番手とはいえこの牌で1枚も出す機会が回ってこないとは思いませんでした……。
ちなみに2番手の父が、母のストレートに対して出したのが6のフルハウスで、その後に出てきた役がこれ。
どんな豪運だ……。
スペシャルカードに始まりスペシャルカードに終わる
結局第5ラウンドも1位抜けを狙えるところにいましたが、シングル牌1枚に対して母が牌2枚から『不要なギフト』で最後の1枚を押し付けてきたため、僕は「太陽の2」を残して没るというダメダメっぷり。
第4ラウンドの失点も重くのしかかり、僕は断トツの最下位。
そしてカードをうまく使いこなしていた母が僅差の1位でした。
上機嫌の母の隣で、父がぼそりと言います。
「そうか、最終ラウンド、初手番でこのカード使ってれば勝ててたのか……」
見ると手札には一度に2度の役を出せる『ダブルショット』のカードが!
これを使われてたら、最後に残ったペア二組をうまく処理できていたでしょう……。
慣れてきたら是非遊んでほしい、実質『レキシオ』の拡張セット!
本記事でも散々紹介しましたが、スペシャルカードの導入によって『レキシオ』は大きく変わります。
今までスペシャルカード無しで『レキシオ』をプレイしていた時とは大きく前提が変わってくるため、今まで通りの考え方じゃまったく勝てなくなってました。
他のボードゲームの拡張セットでもゴロッとプレイ感が変わるものも多くありますが『レキシオ』のスペシャルカードもその類です。
普段の『レキシオ』に慣れてきた方は、ぜひ一度体験してみるといいでしょう。
いつまでも忘れ去られたように箱の底で眠らせておくのはもったいない!
また、これから『レキシオ』を始めようという方はぜひスペシャルカード付の『LexioNeo』がお得でおススメです!
最後までお読みくださりありがとうございました!
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